
冬の曇天のロンドンは,通常よりも航空券の値段が安く手に入る場合が多く,初めてのロンドン旅行となりました.
本記事では,実際の旅程とともに,見どころや注意点などを紹介いたします.
1日目:ロンドンへ移動,チェックイン
15:10 EET イスタンブル空港発✈
ターキッシュエアラインズを利用し,イスタンブル空港(IST)からロンドン・ガトウィック空港(LGW)へ.
英国政府は,2026年2月25日(英国時間)からETAの取得を英国渡航の必須条件としています.英国への渡航を予定する場合にはご注意ください.

16:10 GMT ロンドン・ガトウィック空港着✈
ガトウィック空港にはSIMカードの販売窓口は見当たらず,手荷物受取場近くの自動販売機で購入しました.お手持ちのスマホがeSIM対応であれば,そちらを利用することをおすすめします.
今回の宿泊先がノッティング・ヒルのため,LGWからロンドン市内への移動は,Victoria(ヴィクトリア)行きのSouthern(サザン鉄道)を利用しました.ヴィクトリア行きには他にもGatwick Expressという特急列車がありますが,どちらも所要時間30分程度とあまり差がないこと,料金はサザン鉄道と比べて倍近くするため,特急列車を利用する利点はあまりないと感じました.
ロンドンの鉄道や地下鉄は,チケットを購入する必要はなく,タッチ決済対応のクレジットカードやスマホを改札にかざすだけで,乗車することができます.改札を出る際に同じ端末をかざすと,料金が引き落とされる仕組みになっており,とても便利です.
※特急券などの購入の場合は,自動券売機に並ぶ必要があります.
19:00 チェックイン

今回は,なるべく宿泊費を抑える,かつ治安のよい場所という条件のもと,ノッティング・ヒルにあるアパートメント「FiveM Notting Hill」に宿泊しました.

キッチンと洗濯機とが付いており,設備は新しく快適ですが,以下の注意点があります.
- エレベーターがなく,ポーターもいないため,上階の部屋は止めておいた方が良い.
- 食洗器がない.
- 洗濯機はあるが乾燥機はない.
- 清掃は一週間に一度しか入らない.タオルの交換も同様.
日本人としては,タオルの交換がないことが一番のストレスかと思います.私はセームタオルを持参していたため,毎日洗濯して使用しました.
FiveM Notting Hill
URL:Notting Hill | FiveM Apartments
20:00 付近を散策,部屋で夕食

付近を散策し,「M&S FOOD」というマークス・アンド・スペンサーのスーパーマーケットを見つけたため,野菜やスモークサーモン,チーズなどを購入して部屋で夕食を取りました.
こちらのスーパーは,何を頂いても美味しく,ロンドン滞在中は毎日お世話になりました.
2日目:ウェストミンスターからメアリルボーン

10:00 ウェストミンスター寺院,宮殿,ビッグ・ベン,ロンドン・アイ
観光初日は,ロンドンの名所が集中するウェストミンスター地区へ.遠くからも存在を誇るビッグ・ベンの愛称で知られる時計塔は,霧雨の中でもカメラを向けずにはいられません.









12:30 ROCK & SOLE PLAICEでフィッシュ・アンド・チップス

昼食は,1871年創業のROCK & SOLE PLAICEにて.
こちらのお店のフィッシュ&チップスは,英国で水揚げされた魚を用いて,創業時から変わらぬレシピで調理されているそうです.

●Fish & Chips Cod Loin (230g) Regular £22
※1 スターリング・ポンド は212.36 円(2月5日現在)
魚はいくつかの種類から選ぶことができます.ウェイターさんにシグネチャーを尋ねると,間違いなくこれだと教えて頂き,コッド・ロインを注文しました.
衣はカリッとして,弾力のある鱈の身はプリッとして,全く臭みのない美味しいフィッシュ&チップスです.珍しくポテトも残さず頂いて,お腹いっぱいになりました.
ROCK & SOLE PLAICE
URL:https://www.rockandsoleplaice.com/
13:30 ウェスト・エンドからメアリルボーンを散策
昼食後は,劇場やお洒落な商業施設の並ぶウェスト・エンドからメアリルボーンへ,街歩きを楽しみました.




バーリントン・アーケード



3日目:バッキンガム宮殿から大英博物館
10:00 バッキンガム宮殿前で衛兵交代式を待つ
バッキンガム宮殿の衛兵交代式は,ロンドン観光の目玉の一つ.
以下の公式サイトより開催スケジュールを確認して,訪問予定を立てられることをおすすめします.
The Household Division
URL:Schedule – Changing the Guard – Ceremonial Events – The Household Division – Official site
公式サイトには,WINDSOR CASTLEのスケジュールも記載されています.間違えないよう,BUCKINGHAM PALACEのスケジュールをご確認ください.
私が訪れた当日は,11時より交代式が行われる予定でしたが,雨のため残念ながら中止.しかし,この場合でも,衛兵の交代は行われます.宮殿前で待っていた観光客は,中止の知らせを見るなり,衛兵が行進する通路側に移動していました.





バッキンガム宮殿の衛兵といえば,赤い制服と黒い帽子を想像しますが,グレーのコートを着ている姿を見られるのは,冬季ならではです.
11:45 セント・ジェームズ宮殿,アドミラルティ・アーチ

バッキンガム宮殿から600メートルほど北東に位置するセント・ジェームズ宮殿は,バッキンガム宮殿よりも古く,ヘンリー8世により1531年から1536年にかけて建造されたもので,現在でも王室の居住地とされています.

セント・ジェームズ宮殿からナショナル・ギャラリーへ向かう途中,アドミラルティ・アーチを見なかったことが悔やまれます.
11:15 ナショナル・ギャラリーを鑑賞

イギリスでは多くの美術館や博物館の常設展に無料で入ることができます.ナショナル・ギャラリーもその一つ.
1824年設立のナショナル・ギャラリーは,西ヨーロッパ絵画の主要な伝統を網羅する2,300点以上の作品が所蔵されています.内部は,清潔な空間が広がっています.

レオナルド・ダ・ヴィンチ
13:30 ランチ
ナショナル・ギャラリーから大英博物館への途中に見つけたレストランにてフィッシュ&チップスを頂きましたが,あまり好みの味ではなかったため,店名の掲載は控えます.
次回は,ナショナル・ギャラリーや大英博物館内のレストランにて食事を取ってみたいと思います.
14:15 大英博物館を鑑賞

大英博物館の常設展も勿論無料.
1753年設立,1759年開館の大英博物館は,世界初の国立博物館として知られています.そのコレクションは圧巻.金曜日に訪れると,20時30分までゆっくりと館内を周ることができます.

4日目:映画『ノッティングヒルの恋人』の舞台からヴィクトリア&アルバート博物館
09:30 ポートベッロ・ロード・マーケットなどノッティング・ヒルを散策

アンティークマーケットや映画のロケ地,パステルカラーのファサードで知られるノッティング・ヒルは,穏やかで可愛らしい街でした.
世界的に有名なポートベッロ・ロード・マーケットは,アンティークアーケードが開く土曜日が最も賑わうようです.アンティークショップだけではなく,ファッション,食品,書籍や音楽などの屋台や店舗も並んでおり,混雑はしていますが,お祭り気分で散策を楽しむことができます.



映画『ノッティングヒルの恋人』のロケ地に関しては,別記事で紹介予定です.
13:00 V&A Caféでランチ

ノッティング・ヒル散策後,サウス・ケンジントンにあるV&A博物館へメトロで移動.先ずはカフェで昼食を頂きました.
V&A博物館のカフェは,世界初のミュージアム・カフェとされています.ガーデンカフェもあるようですが,冬季は休業のため,メインカフェを利用しました.

●ローストビーフとサラダ2種 £18
※1 スターリング・ポンド は213.80 円(2月7日現在)
ジェームズ・ギャンブル,ウィリアム・モリス,エドワード・ポインターの部屋は全て満席で,中庭に面した席を利用.日本のデパ地下で売られているデリのような味わいで,美味しく頂くことができました.膨大な量の美術鑑賞の合間の休憩にもおすすめです.
V&A Café
URL:https://www.vam.ac.uk/info/va-cafe/
13:30 ヴィクトリア&アルバート博物館(V&A South Kensington)を鑑賞

1852年設立,1857年に現在のエキシビション・ロードに移転したヴィクトリア&アルバート博物館は,あらゆる想像分野を網羅する280万点を超える収蔵品を誇ります.
こちらの常設展も勿論無料で,金曜日には22時まで開館していることもありがたいことです.

16:00 ケンジントン・ガーデンズを歩いてノッティング・ヒルへ

ケジントン・ガーデンズは,ロンドンに8つある王立公園の一つ.16世紀にヘンリー8世の狩猟公園の一つとして始まり,18世紀にキャロライン女王により今日の景観が形成されました.
ピーター・パンが誕生した公園としても知られており,1912年にはピーター・パンのブロンズ像がその著者により設置されています.

5日目:ロンドン塔とタワー・ブリッジ,ショッピング
11:00 ロンドン・ウォールとロンドン塔

ロンドン・ウォールは,190年から225年の間にローマ人によりロンディニウムの周囲に築かれた防御壁です.ロンディニウムは,ローマ人により築かれたローマ帝国の集落で,現在のロンドンの起源とされています.
建設当時のロンドン・ウォールは,長さ約2マイル,高さ約6メートルに達していたそうです.現在は,その一部の遺跡を見ることができます.

ロンドン塔は,1070年代にイングランド初のノルマン王として知られる征服王ウィリアムにより建設されました.増改築を経て,今日の姿を残しています.
象徴的な要塞,王宮そして悪名高い刑務所として知られるロンドン塔は,数数の興味深いエピソードがあり,周囲の解説看板からも知ることができます.
11:30 タワー・ブリッジを歩く

タワー・ブリッジは,1886年着工,1894年に開通したテムズ川に架かる可動橋で,道路交通を緩和しつつ,繁忙なプール・オブ・ロンドン(ヴィクトリア朝時代には世界で最も忙しい港とされる)への河川経路を維持する目的で設計されています.
童謡『ロンドン橋落ちた』で知られるロンドン・ブリッジと混同しますが,ロンドン・ブリッジはこのすぐ上流に位置するアーチ橋です.
訪問日は,残念ながら橋のリフトアップの予定はありませんでした.リフトアップのスケジュールは以下の公式サイトより確認することができます.
Tower Bridge
URL:https://www.towerbridge.org.uk/bridge-lifts

13:00 王立取引所を散策

王立取引所は,1566年にイギリス銀行業の父として知られるサー・トーマス・グレシャムにより設立されたロンドン初の株式取引センターです.現在の建物は1844年に開館されたもので,2001年に大幅に改装され,高級ブティックやダイニングを備えた商業施設に変貌しました.
こちらのFortnum’s Bar & Restaurantで昼食でも取ろうかと考えていたのですが,訪問日は日曜日のため休館.訪問される際は,以下の公式サイトより営業時間をご確認ください.
The Royal Exchange
URL:https://theroyalexchange.co.uk/

王立取引所の地下にあるThe Libertineでは,毎週日曜日にサンデー・ローストを提供されています.予約が必要なようですので,次回に訪れてみたいと思っています.
13:30 レドンホール・マーケットを散策

レドンホール・マーケットは,金融地区の中心に位置する屋根付きの美しい市場で,その歴史は1321年に遡るそうです.現在の建物は1881年に建てられたもので,壮大なビクトリア朝様式の景観を提供しています.
日曜日は多くの店舗が閉まっていますが,アーケード内部の通行は可能です.各店舗の営業時間は,以下の公式サイトをご確認ください.
Leadenhall Market
URL:https://leadenhallmarket.co.uk/
14:30 フォートナム・アンド・メイソンでアフタヌーンとショッピング

フォートナム&メイソンは,1707年創業の英国の老舗で,特に紅茶の販売で知られています.ピカデリーにある旗艦店では,ベルベットのカーペットが敷かれた階段を上り下りしながら(エレベーターもあります)品ぞろえ豊富な美しい店内を楽しむことができます.

王立取引所が休館のため,こちらで昼食代わりにアフタヌーンを頂きました.1st floor(日本でいう2階)にあるパーラーでは、予約をせずとも軽装でも気軽に軽食を頂くことができます。

●AFTERNOON £30.94
※1 スターリング・ポンド は214.01 円(2月8日現在)
アフタヌーンのメニューは,スコーン2種にメイン1種,飲み物1種.クロテッドクリームが先か,ジャムが先かはお気に召すままに.
The Parlour
URL:https://www.fortnumandmason.com/the-parlour-restaurant
食事後は,ヴィクトリア・グレイなどお土産を数点購入しました.
16:30 ドーバー・ストリート・マーケットでコーヒーを

DSMは,コム・デ・ギャルソンの川久保玲さんがディレクションを手がけるコンセプトストアで,名前のとおりロンドンが1号店なのだそうです.現在の建物は,1911年にバーバリー本社として建てられたもので,保存指定のある外観に,近未来的な球体のアートワークがすっぽりと収まっています.

3階(日本でいう4階)には,カフェが併設されています.ティータイムを楽しむ人たちのお洒落な装いを楽しみながら,コーヒーを頂きました.
Rose Bakery
URL:https://london.doverstreetmarket.com/pages/rose-bakery
6日目:ユーロスターでパリへ移動
13:31 GMT ロンドン・セント・パンクラス駅発🚝


16:54 CET パリ北駅着🚝

まとめと反省点
- 英国政府は,2026年2月25日(英国時間)からETAの取得を英国渡航の必須条件に.
- ロンドンの鉄道や地下鉄は,チケットを購入する必要はなく,タッチ決済対応のクレジットカードやスマホを改札にかざすだけで,乗車可能.
- 土日の休業が多いため,曜日を意識した予定を立てるべき.
- 多くの美術館や博物館の常設展は無料で,見応えあり.できれば各美術館を一日かけてゆっくりと回りたい.大英博物館やV&A博物館など金曜日の夜間営業あり.
ロンドンの第一印象は,お洒落で清潔な街でした.人人も礼儀正しく,あまりストレスを感じることはなく,観光を楽しむことができました.
2月の天候を心配しましたが,大粒の雨は少なく,ほとんど傘を差すことなくジャケットのフードをかぶって対応.体感温度は2月の東京と同程度です.ただし,写真撮影には青空が欲しいところではあります.
郊外にも足を延ばそうかと考えていましたが,中心部だけでも回り切れなかったところが多多あります.何度でも訪れたくなる魅力的な都市でした.

コメント