気になる湯シャン
湯シャンとは,シャンプーなどを使わずにお湯のみで洗髪すること.
臭いそう,かゆくなりそう,べたつきそう,
疑問は尽きないが,でも少しばかり気になっている.
そんなあなたへ勝手に送る,
湯シャンを始めて5年以上が経った私の体験記です.
湯シャンのやり方
1)お風呂前のブラッシング
私はしていないですが,入浴前のブラッシングが推奨されています.
ブラシで髪に着いた皮脂や汚れをある程度取り,髪の毛の絡まりをとかすことで,髪の毛に負担をかけることなく洗うことができます.
2)お湯の温度はぬるま湯で
これも私は守っていませんが,お湯の温度はぬるま湯(34〜35度程度)がよいとされています.
温度が高いと頭皮の皮脂を取りすぎてしまう.
3)頭皮を洗う
5分間以上かけて頭皮をじっくりと洗います.
ここが肝心で,普段されているシャンプーの時間と比べて結構長い時間だと思います.
絶対に爪を立てないこと.頭皮を傷つけないこと.
指の腹で丁寧に頭皮を洗っていきます.
私は額の方からてっぺん,うなじにかけて2分,両側を2分,全体的に1分といった配分で洗っています.
耳の後ろも忘れずにしっかりと洗いましょう.
4)ドライヤーで乾かす
ドライヤーでしっかりと乾かします.
以上
湯シャンを始めたきっかけ
海外旅行の際,トランジットの関係で空港で一晩明かすことがあります.
どうしてもシャワーを浴びたい時は,その都度妥協案を探すのですが,ラウンジや空港ホテルでお金をあまり使いたくないし,たまに無料シャワーがあっても水しか出ないところも多いし,とシャワーを我慢することもしばしばありました.
しかし昔の私は,丸一日洗髪をしないと髪の毛がぺちゃっとして,何となく清潔感がなくなる.
それが嫌で,いつも髪を切っていただいている美容師さんに相談したところ,意外な答えが返ってきたのです.
「それは,頭皮を洗いすぎていることが原因です.普段からシャンプーしなければ良いのです.」
美容師さん曰く,シャンプーで洗いすぎると必要な常在菌まで殺してしまう,
本来必要な皮脂まで取りすぎてしまい,元に戻そうと頭皮の皮脂が過剰部分泌される,と.
私は,「洗い流さないシャンプー」のような画期的な商品のおすすめを期待して相談してみたものの,美容師さんがシャンプーを売らないもの面白いなと思い,物は試しと軽い気持ちで始めてみました.
気になる臭いやべたつきは?
2018年1月開始.
始めてから1~2週間は,やはりべたつきが気になりました.
臭いも,ふとしたときに皮脂の臭いを感じます.
周りに指摘はされはしなかったのですが,それは本当に気になっていないのか言えないだけなのか.まぁ,気になったとしても私だったら言えません.
個人差がありますが,3~6ヶ月程度でべたつきや臭いが気にならなくなってくるそうです.
私は,3ヶ月程度でべたつきは全く気にならなくなりました.
皮脂の臭いも自分では気にならなくなったのですが,それは自分が慣れてしまっただけなのか,第3者の本音は分かりません.
参考までに,私は女性,セミロング,猫っ毛.
2ヶ月に一度の美容院でのカットの際に,あわせてシャンプーをしていただいています.
美容師さんからのアドバイス
- 気になるときは我慢せずにシャンプーを使いましょう.ただし,シャンプーの成分が残らないようにしっかりと頭皮をすすぎましょう.
- べたつきや臭いには食生活の改善も有効.野菜や果物,ローフードを中心とした食事がおすすめです.
見た目に反して女子力が高すぎる美容師さん(40代,男性)もずっと湯シャンをされていて,近年は外食を一切せず,野菜や果物中心の手作りの食事をとっていらっしゃるそうです.
お菓子が食べたいときには,ローチョコレートを手作り.
味見させて頂きましたが,これで商売ができる美味しさでした.
メリット
- トランジットでシャワーをリサーチする必要なし.荷物も減ります.
- シャンプー代がかからない.
デメリット
- シャンプーの爽やかな香りを周囲に振りまくことができない.
- 汗をかいたときに,臭っていないか少し不安になる.
まとめ
湯シャンの個人的一番のメリットは,海外旅行が今まで以上に気軽に身軽になるということです.
ここではあくまでも私の体験談を紹介させていただきました.
私の場合は湯シャン実践者が身近にいたため,とくに悩むこともなく気楽に始められたのですが,そうはいってもという方もいらっしゃると思います.
少しばかり気になった方は,湯シャンに関する書籍を読まれてみてもよいかもしれません.
つけない・こすらない・洗いすぎないスキンケアで有名な,宇津木龍一氏の著書です.
シャンプーをやめると、髪が増える 抜け毛、薄毛、パサつきは“洗いすぎ”が原因だった! (角川書店単行本)
基本を知ることも大事.
そのうえで,ご自分に合った洗髪ライフを見つけられるとよいですね.
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