散財が趣味のマキシマリストがモノを少しずつ手放していく話

私は物欲の塊で,なおかつ無駄遣いが特技です.
これ欲しい!と思ったものは翌月の支払いのことなど全く考えず,魔法のカードで購入してしまいます.

しかし,私は何もない静寂な空間も大好物です.
お寺さんの縁側に座り,お庭を眺めながらボーッとすることが大好きです.

物欲の塊の割には,持ち物が少なそうとよく言われます.
お家もすっきりと綺麗に整っていそうとよく言われます.

それは私がいくら衣類に散財しようが,結局いつも同じような服しか着ていなかったり,
持ち歩くモノもいつも変わり映えのしないものだからなのでしょう.

買って満足してしまい,一度も使っていないものは数知れず.
今までの買い物の後悔は数知れず.
その事例を思いつくままに挙げてみましょう.

  • 普段モノトーンの服しか着ないクセに,生地に惹かれて購入してしまったオレンジ色のセットアップ → 一度も着用することなくメルカリへ
  • 同じようなウールのコートを持っているクセに,セールにつられて購入してしまったカシミヤのコート → 一度も着用することなく10年間ほどクローゼットに眠ったまま
  • まともにスキンケアなどしないクセに,勧められるがままに購入してしまっためちゃくそ高価なアイクリーム → 2・3回しか使用せずゴミ箱へ
  • エトセトラ

しかし,私は何もない空間が本当は大好物なのです.

そこで,本記事では「結構なマキシマリストの私がものを少しずつ手放すまで」の過程を紹介いたします.

理想は,中崎タツヤさん著「もたない男」の仕事部屋.

そこへの道のりは果てしなく,あくまでもとっかかりのお話です.

お片付けのノウハウ紹介などでは全くありません.

以降は,くれぐれも期待値を下げて読み進めていただけましたら幸いです.

きっかけは東京への転勤

2020年11月吉日,このコロナ渦にもかかわらず,地方移住がトレンドにもかかわらず,大阪から東京への転勤が決まりました.

いくらコロナ渦とはいえ,大都会東京の家賃はさぞかし高かろう.
しかし,大阪で1LDKの家に住んでいた私の荷物はそれなりに多い.

これらを踏まえ,先ずはそれなりに広くて安い家探しを始めました.
求める条件は以下のとおり.

  • 家賃8万円以下
  • 会社までDOOR TO DOORで30分程度の立地
  • オートロック,2階以上,南向き
  • 広さ25㎡以上

築年数は諦めて(耐震基準が改定された以降の物件であれば古くてもよしと諦めて),なんとか上記基準を満たした築30年の物件を契約.

大阪の家が35㎡,東京の家が28㎡.

ここで,私は必然的に持ち物を減らす必要が生じてしまったのです.

先ずは自分の持ち物を把握してみよう

何事も,現状把握が大切.

自分の持ち物を把握して自己嫌悪に陥る一番良い方法は,キッチンやクローゼットなどのエリアごとに,全ての持ち物をいったん全て出して並べてみることです.

しかし,私は時間がないことを言い訳に(本当は,ただただ面倒くさいというだけ)
とりあえずざっくりと自分の持ち物の傾向を把握してみました.

玄関

  • 用途ごとに揃えているため,靴の数は多い.

バス,トイレ

  • 湯シャン,スキンケアもオイル1本のため,化粧品類は少ない.
  • 温泉から持ち帰ったものやバンドグッズなど,タオルが多い.

キッチン

  • もともと来客が多かったため,食器類は多い.
  • 無駄にこだわってしまうため,スパイスなどの調味料も多い.

リビング,ダイニング

  • お茶を習っていたため,お茶道具やキモノが多い.
  • 旅行が好きで,旅先から持ち帰ったパンフレットやチケットなどの紙類が異様に多い.
  • 大学で使用していた教科書など,そんなに読み返さない本がたくさんある.

寝室

  • はんてん,ブランケットなどの冬物,タオルケットなどの夏物,母から送り付けられた寝袋などがある.

クローゼット

  • 布が好きなので,衣類が多い.
  • 興味がないのか,鞄は少ない.

エリアごとに仕分けしていこう

減らしやすい,判断しやすい箇所から取り掛かっていきます.
衣類は,いるいらないの判断が付きやすく,もともと嵩張るもののため減らした時の達成感が大きく,取っ掛かりには最適だと思います.

クローゼットの仕分け

とはいっても,近年はメルカリやリサイクルショップなどの普及の恩恵にあずかって適宜衣類を手放していたため,もうそこまで手放すものはないだろうと思っていました.

しかし,大阪の家のクローゼットは,小さいながらもウォークインクローゼットという名前がついております.
東京の家の押し家れを改装したようなクローゼットに収めるためには,少なくともチェスト一棹分の衣類を手放す必要がありました.

一年間着ていないものは手放してもよいとはよく聞きますが,例えばシルクのリトルブラックドレスとか,もう着ていく場所もないけれどまだまだ手元に置いときたいよーとか思ったりしてしまう布好きの私は,その基準を適用できず.

そこで,少しでも違和感を感じたもの,ここはちょっといまいちやなーと思うところがある衣類を手放してみることにしました.
生地は好きだが,丈感がいまいちといった具合のものです.

こんまりさんでいうところの,ときめくもののみを残すに近いと思います.

そうこうして仕分けした結果,計43着(服飾小物を含む)の衣類を手放すことに.
160cmの段ボール二箱分です.

でもねー,まだまだ手放す余地はあるので,
これからも勢いで減らしていきたいと思っています.

玄関の仕分け

登山,ゴルフ,ランニングなどしようと思っているだけでほぼほぼしていない趣味のための靴や,最近行くのをやめたフジロックのための靴など,長靴やビーチサンダルも含めると計18足の靴があります.

現時点でしていない趣味のための靴など手放してもなにも困らないとは理解はしているつもりなのですが,未だに手放す踏ん切りがつかないものです.

だって高かったし,いいやつやし,急に必要になるかもしれへんし.

この発想があかんのやということは十二分に理解はしているつもりなのですが.

幸か不幸か,東京の家のシューズボックスの大きさが大阪の家のものとほぼ同じだったので,今回は靴の仕分けは諦めました.

いつかきっと...

バス,トイレの仕分け

バンドグッズや温泉タオルなどの思い出のタオルの処分も今回は諦めました.
温泉タオルのレトロ感など,なかなか味わいがあるのです.
今後はなるべく買うのを控えて,今あるタオルを使い倒していく所存です.

ここで,盲点が.
東京の新居には,洗面台がありません.
これはホンマに悔やむところで,洗面台のあるなしでは生活の質がガラッと変わってしまいます.
冬の寒い朝,お風呂場の洗面ボウルで顔を洗うために,冷たい床へ一歩踏み出さねばならぬ苦行.

その他,築30年の東京の新居へ越してみて改めて気付いた,快適な生活を送るための必須設備.

それは,分厚い壁と温かい便座.

皆様の物件選びのご参考となりましたら幸いです.

話がそれましたが,洗面台がないということは,今まで洗面台に収納していたモノたちを新たに納めるスペースを確保する必要が生じてしまうということ.

結局,困ったときの無印良品様様で,メイクボックスを購入しました.

メイクボックスにコンタクトやドライヤーなどを収納し,リビングのチェストの上に置いています.
なので,メイクボックスに入りきらない,化粧品購入の際に頂くサンプル等を処分しました.

キッチンの仕分け

もともと来客が多かったため,食器類は多いのです.

今ではたくさんの人がうちに集まることもなくなったので,本来ならば劇的に減らすことができるところだとは思うのですが,気に入って求めたものが多いため,こちらも今回は仕分けを見送りました.

リビング,ダイニングの仕分け

お茶道具はそのまま手元に置いておくことに.
もともとは母の嫁入り道具だったキモノ類は,ひとまずは実家で保管してもらうことにしました.

今回大量に手放したものは,旅先から持ち帰ったパンフレットや,美術館やライブのチケットなどの紙類です.

訪れた場所ごとにA4サイズの封筒に分けバンカーズボックスに入れて保管していたのですが,手元に置いておいても見返すことなどほとんどないため手放すことに.

同じく,写真プリントも手放すことにしました.

寝室の仕分け

基本的には全て使用しているものなので(母が送ってきた寝袋以外は),今回の仕分けは見送りました.

それぞれのものの手放し方

仕分けが終われば,あとは手放すのみ.
モノが多い間は,とにかく効率のよい手放し方を選択するのが大切です.

衣類の手放し方

とにかく大量に手放す衣類がある場合は,リサイクルショップの宅配買取が便利です.
宅配買取サービスを提供されているリサイクルショップは多いので,どこを選んでもよいと思います.

私は,「セカンドストリート」さんを利用しました.

幅広いジャンルの衣類だけではなく,家電や家具も取り扱っていらっしゃるため,大量の手放したいものがあるときにとってもありがたい存在です.

今回は,クルチアーニのニットからユニクロユーのシャツまでハイアンドローの衣類を引き取っていただき,計43着で16,506円の臨時収入.
クロネコヤマトさんが集荷に来てくださるので,もちろん,送料はかかりません.

セカスト Web(宅配)買取

でもね,確かに臨時収入はうれしいけれど,これがゼロ円でもいいのです.
ただ捨てるだけだと罪悪感を伴うモノたちを,一気に引き取っていただけるだけでもありがたいと私は考えています.

比較的モノが少なくなってくると,メルカリやヤフオクなどに出品するのもよいですね.

着古したものは,ユニクロさんの店舗など自社製品の回収ボックスを設置されているところもあり,それを利用することもできます.

綺麗な状態のものは,寄付という選択肢もあります.

旅行先から持ち帰ったパンフレットやチケットなど紙類の手放し方

保管しておいても見返すことなど一度もなく,そのまま保管しておいた封筒ごと処分してもよかったのです.

しかし,中身を見返すとダメですね.
楽しくなってきて,とてもじゃぁないけれどこのまま捨ててしまうのが忍びない.

そこで,Evernoteエバーノートを活用.

チケットなどを一枚一枚見返しながら,Evernote アプリで一枚一枚スキャンしていきました.

一気にやるととっても大変な作業ですが,一度保存してしまうとパソコン・タブレット・スマートフォンの Evernote アプリからいつでも参照できるようになり,さらに,Evernote では画像内の文字も検索可能なので,スキャンした書類のデータを簡単に見つけることができます.

紙類を捨てられない方は,一度Evernoteをお試しになってみてください.
とても便利です.

写真の手放し方

写真をスマホでスキャンして手放すという方法もあります.
しかし,せっかくの思い出の写真は綺麗に残したくありませんか?

そこで私は,富士フイルムさんが提供されている「PhotoBank」という写真整理アプリを利用しました.

保存したい写真プリントを富士フイルムへ送付,それを高画質でスキャンしたデータをアプリで見られるものです.

綺麗にスキャンしていただいたので,返送された写真プリントは思い切って手放すことができました.

ちなみに,写真など処分することに罪悪感を抱いてしまうようなものは,白い紙に丁寧に包んで感謝をもって手放すようにということをどこかで聞いたことがあり,その通りにしています.

道のりは果てしない

この度の引っ越しで手放したものをまとめると

  • 衣類:43着(小物含む)
  • 化粧品サンプル:両手のひらに乗るくらい
  • パンフレットやチケット類:バンカーズボックス1/2箱分
  • 写真プリント:350枚

もたない男の仕事部屋にはまだまだ程遠く,今後も精進してまいります.

今使っていないものは手放す.

モノへの執着をなくす.

頑張ろう,私.

もたない男 (新潮文庫)

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