Dr.インクの星空キネマに映る子どもの頃の夢の話

takeda castle

小さな頃の夢

小さな頃は,自分は何者にでもなることができると思っていた.
それに向かって一生懸命努力をするということも全くなかったけれど,
ただ,何となく自然とそういうものになることができるのだと思っていた.

初めは宇宙飛行士になりたいと思った.
次に動物のお医者さん,
そして音楽雑誌の編集者.

すっかり忘れていた,小さい頃になりたかったもの.

怖い夢

小さな頃は,見るのは怖い夢ばかり.
怖い夢しか見た記憶がない.

しかも,繰り返し繰り返し驚くほど同じ夢を見る.

祖父に,「お腹に手をのせて寝ないようにしなさい」と言われて試してはみたけれども,それでも毎晩怖い夢を見た.

こんなに不思議な夢の小説を書こうかと思ったことは何度かある.
思っただけで,一行だって書いてはいない.

Dr.インクの星空キネマの感想

大人になると,不思議と夢を見なくなった.
たまに見る夢といえば,家族や親せき,各時代の友人がごっちゃになって登場する類のもの.

そんな子どもの頃に見ていた夢などすっかりと忘れてしまっていた昨今,
キングコング西野亮廣さんの処女作”Dr.インクの星空キネマ”を読みました.

子どもの頃の疑問を忘れず,それに答えたファンタジー.

個人的には,この本は大人向けの絵本ではないかと思っています.
小さな頃の私が.”となりのトトロ”が怖くて仕方がなかったように,
もしかすると子どもはこの本を怖がってしまうかもしれません.

「そんなの簡単さ,『行ける』と思えばいいんだよ」

本を読み終えて,星空を見上げたくてしょうがなくなった.
大人に読んでほしい絵本です.

著 者:にしの あきひろ
出版社:幻冬舎
発売日:2009/1/1

Dr.インクの星空キネマ

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